たまたま?
昨日の夜、鉄人28号さんからお電話が。
朝に彼のことを書いていたから、偶然なのかな?ってびっくりしたのと、うれしかったのと。
宮古島大会への出場が12回目、という鉄人28号さん。
がんを克服後から連続出場。
峰岸さんのことを知ったとき、「一緒に走りたいので、よかったらバイクジャージを貸していただけませんか?」とダメもとで事務所へ連絡。
快く対応してくださったそうで、鉄人28号さんも感激。
さらにこれまでも、がんでこの世を去った仲間のランニングシューズや写真を持ってフィニッシュラインを越えてきたそう。
この話を聴いていたとき、くやしさで泣けて来た。
私自身、がんになったこと、よかったなって思っていたけど、大切な人が命を失ってしまうのはいやだ。
がん撲滅、をこれほどに意識したのは初めてかもしれない。
そう意識した瞬間、これまでの自分も否定してしまいそうな気がして、受け入れたほうが早いな、と思っていたからかな。
でも、私がこうして生きていられるのは医学の進歩のおかげだし。
ちょっと前だったら、治療方法は今ほどなかっただろうし。
がん撲滅のためのチャリティーイベントなどがある中、がん撲滅、というつかみどころのないスケールの大きさやお金が絡むことに抵抗を感じていたけれど。
私もどこかの誰かのお金だったり研究だったりの想いを受け継いで、生きていられるんだ、と思うと、今度はがん撲滅の動きを広げていけたら、と思う。
だからって、何をどーする、とかはまだ、わかんないけど。
ただ、思っていることを書いてみた。
さて、鉄人28号さんが峰岸さんのバイクジャージを着て走る、ということは知らずに宮古島大会前々日に行われる開会式&パーティーへ。
去年のがん撲滅のためのチャリティーイベント・リレーフォーライフ(RFL)芦屋で、初対面。
交流テントに貼ってあった、写真とコメントを読んでいると「それ、僕です」とにこにこ現れたのが鉄人28号さん。
ん?
あれ?どこかで・・・
「あの、失礼ですが、月刊ランナーズに載っていらした方ですか?」
「そうです、何度か載せていただきました」と、あったかーくにこにこ。
やったー!!
やっと出逢えた、しかも、RFL芦屋で、なんて。
もう、うれし過ぎて、ずーっとギャーギャー叫んでいた覚えが。
治療が終わって、半年ちょっと経った時に読んだ2005年3月号の月刊ランナーズ。
がん克服後、宮古島トライアスロン大会へ出場されているとのこと。
それまでランス・アームストロングというがん克服後、ツール・ド・フランスという大きな自転車の大会で7連覇を果たしている選手みたいになりたい!って、思っていたの。
でもさ、元々プロスポーツ選手だった人でしょ、ちょっと、うーん、かなり遠かった。
「凡人、ごく普通、一般ピーポーの私には無理だ」という気持ちがどこかにあったわけ。
ちょうどその頃は、生きる死ぬの闘いから戻ってきたけれど、何かしてみるものの体力がなくて続かなかったり、治っているかどうかもわからない、という状態とうまく付き合えなかったし、周りから置いてきぼりにされているような感じがしてた。
そんな時に鉄人28号さんのことを知って、私もやれる!と思えたの。
記事を読んでしばらくして、月刊トライアスロンを立ち読みした学生の頃から憧れていた、宮古島トライアスロン大会へ出たい!と近所のトライアスロンクラブ・三好SATCへ。
治療が終わって1年ほど経った頃。
走ることもできないし、泳ぐにも肺につっかえ棒があるみたいだし、練習にはついていけないし、しんど過ぎて半年くらい休部。
このまま諦めちゃう?というところを支えてくれていたのが、鉄人28号さんの記事と当時三好SATCでコーチをしていた、中学校の同級生みーちゃん。
夢に向かって走るみーちゃんを見ていたら、私もがんばろうって思って。
でも走れないし、自信ないし・・・というところを「まずはトライアスロンのリレーで、泳いでみたら?」と誘ってくれていて。
外へ連れ出してくれたんだよね。
「私はがん、なんだから、みんなとは違う。
そんな、元気な人と同じことができるわけがない」
って凹むたびに月刊ランナーズを引っぱり出して来て、鉄人28号さんの記事を読んで。
他にもがんサバイバー(がんと闘う人)で、トライアスロンをされている方はみえるのかな?と探してみたものの、当時はあまり見つけることができなくて。
相談したいものの、誰に話したらいいかわからなかった。
うーん、困った。
私が困っているっていうことは、きっと他にも困っている人はいるはず。
じゃ、私がやっちゃえばいいじゃん。
少しずつ練習を重ねていくうちに自信もついてきて、憧れの舞台、宮古島トライアスロン大会はどんなものか見に行ったのが2年前。
大会で輝く選手たち、島をあげてのあったかい応援を見ていつかは宮古島、が、来年は宮古島!に変わり去年、念願の初出場で今年は2回目。
開会式&パーティーに少し遅れて行くと、鉄人28号さんはちょうど、どなたかとお話中。
お話が終わるまで隣で待っていようとしたら「この子もがん、だったんですよ」と紹介されて話の輪の中に入ると、あらま、古代さんが目の前に。
"峰岸さんと一緒に宮古島大会のフィニッシュラインを越えよう"ということで、峰岸さんの靴ひもをみんなで身につけて走ることに。
さらに古代さんのご厚意により、峰岸さんも所属していたというチームのバイク&ランニングジャージを頂くことに。
鉄人28号さんのおかげで、輪が広がりました。
ありがとうございます!!
「自分で言うのも何だけど、人生、たのしんでるでしょ。
やろう、やりたい!と思ったことはすぐ、やらないとね」
また教えてもらっちゃった。
帰りの車の中で、話を聴きながら私もがんばろうって、パワーもらって泣いた。
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